見た夢は忘れない。今日は広い草原に外国の子どもたちがいた。話し掛けてきたけど ことばがわからないから曖昧に相槌をうっていた。
見る夢は大概現実味がない。そして妙に自分は感情的だ。淡い色の世界で 自分だけが強い色を発する。その世界のリズムと自分のリズムは随分と違う。自分の夢の中で、 俺は浮いている。それでもまわりは自分に積極的でいつも少し強引に展開していき、 意味も流れも一切ないのに、心地いいと思う。自分でつくった自分だけの世界。 浮いていようが意味不明だろうがそこは自分のものだ。
長く深く沈んでいた意識は5時半になるとぱちりと目を開ける自分によって引き戻される。 睡眠とバスケでどちらがより重要か、もう選べないようになった。
たまに夢と現実がごちゃごちゃになる。現実だって十分現実味がないし、 まわりも自分に積極的で少し強引に、全て、自分とぎりぎり掠る程度で関わりながら、 進む。
大差ない、見えるものがより確実かそうでないか、それだけ。



朝学校で練習するのはすきじゃない。体育館の窓から射す光は嫌いだ。
公園にいる雀たちを乱暴に追い払って中途半端な高さのリングに何度も何度もボールを放る。 ずっとずっとなにも考えずにしていればだんだんごちゃごちゃになる、
(夢みたいだ)
朝、全ての色が少し薄い、音は鳥とたまに通る車だけ。ひんやりとした空気濡れたブランコ、 自分だけが熱を発するこの場所は夢の雰囲気と似ている。違うのは、 景色がだんだんはっきりとしていくことと、醒める術がないところ、自分だけじゃないところ。
冬の長い影がだんだん濃くなる。そろそろ終わりにしようと強く瞬きをして起きろと云う。 最近朝はだらだらと夢の延長線でしかない。




歩いている起きている、それでも境界線はあまりにも薄すぎる。あの声を聞けないと、 覚めない。いつまでも醒めない。
最近朝はだらだらと夢の延長線でしかなくて、俺はあの声を聞いてはじめて、 (部活の時間になってやっと)、今日をはじめる。







(まどろみ)
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寝る子設定すごくすきでするかわ…!
(07.1.21)